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♂ ♀
鳥類
ミルクを出だ
すオス魚さ か な
をあげるメス ペンギンといっても、世
せ か い
界には 18 種しゅるい
類ものペンギンがいます。
もっとも大おお
きいのがコウテイペンギン。オスのほうがやや大おお
きいといわれていますが、外がい
見けん
はオスもメスもほとんど同おな
じ。
では、行こうどう
動で見み わ
分けてみましょう。コウテイペンギンはメス
が卵たまご
を産う
むと、オスが卵たまご
を温あたた
めます。メスは食た
べ物もの
をとりに海うみ
へ出で
かけ、オスは立た
ったままの姿し せ い
勢で、飲の
まず食く
わずの状じょうたい
態で
ずーっと温あたた
め続つづ
けます。
無ぶ じ
事にヒナがかえってもメスが帰かえ
ってこないと、オスは口くち
か
らペンギンミルクと呼よ
ばれる乳にゅうじょう
状のものを出だ
して与あた
え、数すうじつ
日は
耐た
えしのびます。メスが与あた
えるのは、母ぼにゅう
乳ではなくとってきた
魚さかな
です。
相あ い て
手を決き
めたら浮
う わ き
気はしない! コウテイペンギン以
い が い
外にはキングペンギン、ジェンツーペン
ギンなどがいて、いずれもオスとメスの外がいけん
見はほぼ同おな
じで見み わ
分
けは困こんなん
難です。子こ
育そだ
てについてはコウテイペンギンとは違ちが
い、
オスとメスが交こうたい
代で卵たまご
を温あたた
めます。また、一い ち ど
度つがいになると、
高こうかくりつ
確率で一いっしょう
生同おな
じ相あ い て
手と繁はんしょく
殖する傾けいこう
向もあります。
そんな仲な か よ
良しペンギンのカップル誕たんじょう
生の秘ひ み つ
密は、求きゅうあい
愛のポー
ズ。胸むね
を反そ
らせて首くび
を上うえ
に伸の
ばし、大おおごえ
声でアピールします。ペ
ンギンの種しゅるい
類ごとにスタイルは違ちが
いますが、基き ほ ん て き
本的にこれがペ
ンギンのアピール方ほうほう
法。オスのほうが熱ねっしん
心なようです。
アデリーペンギンは、求きゅうあい
愛のために、オスがメスに石いし
をプレゼントすることがあります。
使つ か
える小こ
ネタオス同
ど う し
士でペアになり、卵たまご
を盗ぬす
んで自じ ぶ ん
分たちで育そだ
てるカップルがいます。ちなみにメス同
ど う し
士も!使つ か
える小こ
ネタ
P e n g u i nペンギン
体たいじゅう
重:37kg 以上(コウテイペンギン)
50 51
♂ ♀
魚類・海の生き物
シロワニというサメは、子しきゅう
宮の中なか
で胎た い し
仔同ど う し
士が共と も ぐ
食いして、生い
き残のこ
ったものだけが産う
まれてきます。2つの子しきゅう
宮があるので、最さいしゅうてき
終的に 2子し
が産う
まれます。
使つ か
える小こ
ネタドチザメなど、メスだけで出
しゅっさん
産(単た ん い
為生せいしょく
殖)できると考えられている種
しゅるい
類のサメもいます。使つ か
える小こ
ネタ
おちんちんが2 本
ほ ん
丸ま る み
見えだ !? 多
おお
くの魚さかな
は、メスが産う
んだ卵たまご
にオスが精せ い し
子をかける、体たいがい
外受じゅせい
精
ですが、サメのオスは交こ う せ つ き
接器(生せいしょくき
殖器)をもち、これをメスの
体たいない
内に入い
れて精せ い し
子を送おく
り込こ
み、体たいない
内受じゅせい
精をするという特とくちょう
徴があり
ます。
性せいてき
的に成せい
熟じゅく
したオスは、お腹なかがわ
側に 2 本ほん
の交こ う せ つ き
接器が見み
えるため、
オスとメスの見み わ
分けは簡かんたん
単です。オスの交こ う せ つ き
接器は腹はら
ビレが変へんけい
形・
進し ん か
化したもので、中なか
には骨ほね
が入はい
っていて、右みぎ
方ほうこう
向や左ひだり
方ほうこう
向に曲ま
げ
ることができます。
交こ う び
尾のスタイルは、お腹なか
同ど う し
士をくっつける、体からだ
を巻ま
きつけ合あ
う
など、種しゅるい
類によりさまざまなのも興きょうみぶか
味深いところです。
卵た ま ご
で産う
まれたり赤あ か
ちゃん魚さ か な
で産う
まれたり メスの出
しゅっさん
産方ほうほう
法は、卵たまご
を産う
み出だ
す「卵らんせい
生」、母ぼ た い な い
体内に産さんらん
卵し、
卵らんかく
殻の中なか
で育そだ
ててから子こ
を産う
み出だ
す「卵らん
胎たいせい
生」、哺ほにゅうるい
乳類のよう
にへその緒お
経け い ゆ
由で栄えいよう
養を与あた
えて育そだ
てた子こ
を産う
む「胎たいせい
生」など、
多た し ゅ た よ う
種多様となっています。
サメにはさまざまな種しゅるい
類がありますが、一いっぱんてき
般的に、交こ う び
尾のとき
はオスがメスの胸むな
ビレを噛か
んで、逃に
げられないようにします。そ
のため、胸むな
ビレに傷きず
(交こうびしょう
尾傷)が多おお
いメスはモテているというこ
とになります。そもそもメスはオスの 3 倍ばい
皮かわ
が厚あつ
いといわれてい
て、皮かわ
が厚あつ
く傷きず
がつかない種しゅるい
類もいます。水すいぞくかん
族館で観かんさつ
察するとき
にチェックしてみては?
サメS h a r k(B l u e � s h a r k)
体たいちょう
長:約 3.8m (ヨシキリザメ)
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